初心者が覚えておきたい、よく使う8種類のコマンド

しつけ

犬のコマンドとは、犬に特定の行動をさせるための指示のことです。
コマンドを覚えることで、犬とのコミュニケーションがスムーズになり、犬と飼い主との信頼関係を築くことができます。
ただ、最初からうまくできる犬はいませんが、時間をかけて根気強く繰り返しトレーニングしていきましょう。

基本的なコマンドの種類

ここでは日常で良く使うコマンドをご紹介します。

「待て」「良し」

「待て」は、子犬に教えるのに欠かせないコマンドです。
これは、一定時間じっとしていたらご褒美をあげることで行います。
犬がこのコマンドを理解できるように、最初は短い時間から始め、時間の経過とともに長さを長くしていきましょう。
「待て」を解除するのに「よし」を合わせて覚えましょう。

「お座り」

「お座り」は、犬にとって最も重要なコマンドのひとつです。
これらのコマンドを教えるには、床を指差しながらしっかりと言葉を発します。
犬が従ったら、ご褒美のおやつをあげ、理解するまで繰り返し行います。

「伏せ」

「伏せろ」というコマンドは、子犬が家具や人に飛びついてしまったときに使います。
このコマンドを教えるには、しっかりとした声で子犬に「伏せ」と言います。
子犬が従ったら、ご褒美としておやつをあげます。

「来い」

「来い」というコマンドも、子犬に簡単に教えることができます。
これは、子犬を呼び寄せて、自分のところに来たらご褒美としておやつをあげることでできます。

「ハウス」

「ハウス」も子犬に教えるべき基本コマンドです。
クレートやベッドに戻るように指示するときに使用します。
このコマンドを教えるには、まず子犬の名前を使い、その後に単語を使います。
子犬がベッドに戻ったら、ご褒美としておやつをあげます。

「吠えろ」

「吠えろ」というコマンドは、子犬に吠えてほしいときに使います。
このコマンドを教えるには、子犬の名前を使い、その後に「吠えろ」という言葉を使います。
吠えたら、ご褒美をあげましょう。
このコマンドを覚えると、無駄吠えも少なくなります。

「NO(ダメ)」

「NO(ダメ)」というコマンドは、子犬が何かをするのをやめさせたいときに使います。
このコマンドを教えるには、止めさせたい行動の近くで、しっかりとした声とジェスチャーを使います。
子犬が止まったら、ご褒美としておやつをあげます。

「ヒール」「つけ」

「ヒール」「つけ」というコマンドは、散歩の際に犬が飼い主の横に来てペースを守って歩くコマンドです。
「ヒール」は左側に、「つけ」は右側に来ることが一般的です。
まずは、どちらかを覚えてから、もう一つのコマンドを訓練しましょう。

基本的なコマンドのトレーニングのポイント

犬にコマンドを教える前に、まず、犬を訓練する方法を学ぶ必要があります。
いくつかポイントをご紹介します。

  • 「短い言葉を使おう」
    犬には短い言葉を使いましょう。また、決まったワードを使うようにしましょう。
    例えば、自分は「オスワリ」と言っているのに、他の人は「スワレ」と言うように、サインが変わると犬は混乱してしまいます。
    家族全員で統一しましょう。
  • 「トレーニングを行う場所を変える」
    犬にとって新しい環境は刺激が多く興味深いものです。
    犬が新しい場所に行ってもコマンドを実行できるようにトレーニングをしましょう。
  • 「ご褒美を与える」
    犬がコマンドを守った場合には、ご褒美を与えましょう。
    食べ物やおやつ、褒め言葉など、犬が好むものを使ってご褒美を与えましょう。
    おやつを与える場合には、小さくちぎったものを与えます。
  • 「繰り返し行う」
    犬にコマンドを覚えさせるには根気が必要です。
    毎日少しずつ、犬がコマンドを覚えるまで繰り返しトレーニングを行いましょう。
  • 「時間をかけてトレーニングを行う」
    犬の個性や性格によって、コマンドを覚えるスピードは異なります。
    焦らず、ゆっくりと時間をかけてトレーニングを行いましょう。

まとめ

犬のコマンドは、どんな犬でも学ぶことのできるコミュニケーション方法です。
コマンドを覚えることで、犬と飼い主との絆を深めることができます。
それぞれのコマンドを覚えるまで忍耐強く繰り返し練習することを忘れないでください。
正しい方法と少しの練習で、どんな犬でも忠実なパートナーになることができます。